
限られた診察時間の中で、症状を正しく伝えられるかどうかは、事前の準備で大きく変わります。受診前に少しメモしておくだけで、診断や治療がスムーズになります。この記事では、病院に行く前にメモ・準備しておくとよいことを、チェックリスト形式で整理します。
結論:「症状」「薬・持病」「聞きたいこと」の3つをメモ
1
症状は5W1Hで いつから・どこが・どんな風に・きっかけ・経過
2
薬・持病・アレルギー お薬手帳を持参するのが確実
3
聞きたいこともメモ 伝え忘れ・優先順位を決めておく
メモはスマホのメモや紙、どちらでもOK。ただし強い症状や緊急時は、メモより受診を優先してください。
メモしておく基本項目(症状)

- いつから:始まった時期、急にか徐々にか
- どこが:部位、片側か両側か、広さ
- どんな症状:痛み(ズキズキ・締めつけ)・しびれ・発熱など。程度も(10段階など)
- きっかけ・状況:何をしているとき、食事・運動・時間帯との関係
- 経過:よくなっている/悪化/変わらない、波があるか
- 随伴症状:吐き気・発熱・めまいなど一緒に出ている症状
体と薬の情報(持病・薬・アレルギー)
- 治療中の病気・持病、過去の大きな病気や手術
- 飲んでいる薬・サプリ(お薬手帳の持参が確実)
- 薬・食物のアレルギー、過去の副作用
- 家族の病歴(必要に応じて)
- 妒娠の可能性・授乳中かどうか
お薬手帳・健診結果・紹介状があれば持参すると、より正確に伝わります。
受診をスムーズにする持ち物

- 健康保険証(マイナ保険証)
- お薬手帳、現在の薬(現物または写真)
- 健診結果・これまでの検査データ
- 紹介状(あれば)
- 症状メモ・聞きたいことメモ
- (受診先によって)予約情報・問診票
聞きたいこと・伝えることもメモ
診察では緊張して伝え忘れることも。下のような点をあらかじめ書いておくと安心です。
- 一番困っている症状・一番聞きたいこと(優先順を決める)
- 検査や薬の説明、費用、今後の見通し
- 言いにくい悩み(メンタル・デリケートなこと)はメモに書いて見せる手も
- 医師の説明はメモを。録音したい場合は事前に確認を
何科か迷うときは
症状でどの科か迷うときは、内科・かかりつけ医に相談すれば、必要に応じて適切な科へ案内してもらえます。症状別の受診先の選び方は、下の関連記事もあわせてご覧ください。
まとめ
受診前に「症状(5W1H)」「薬・持病・アレルギー」「聞きたいこと」をメモし、保険証やお薬手帳を持参すれば、限られた診察時間でも要点が伝わります。何科か迷うときは内科・かかりつけ医へ。少しの準備が、より良い診療の第一歩になります。
本記事は一般的な健康・医療情報の提供を目的としており、診断・治療の代替となるものではありません。持ち物や手続きは受診先によって異なることがあります。強い症状や緊急時は、メモの準備より受診・通報を優先し、必要に応じて救急(119)を検討してください。