
「めまいがしたけど、病院に行くべき? 行くなら何科?」と迷う方は多いものです。本記事ではまず「どんなときに受診するか・何科か」の結論を先にお伝えし、続いてめまいのタイプ、危険なサイン、主な原因、応急の仕方までをやさしく整理します。
ろれつ・しびれ・激しい頭痛など
強い・繰り返す・長引くも受診を
耳症状→耳鼻科/神経症状→脳神経
めまいで最も多いのは、命に関わるものではないタイプ(耳が原因など)です。ただし「脳の病気」を見逃さないことが最優先。迷ったら、まずかかりつけ医や内科で相談を。

まず知りたい:めまいの3タイプ
めまいは感じ方で大きく3つに分けられ、原因の傾向が異なります。「どんなめまいか」を言葉にできると、受診時の説明にも役立ちます。
すぐに受診・救急が必要な「危険なサイン」
- ろれつが回らない・言葉が出にくい
- 手足のしびれや麻痺、力が入らない
- これまでにない激しい頭痛
- 物が二重に見える・視野が欠ける
- 意識がもうろうとする・意識を失う
- まっすぐ歩けない・立てないほどのめまい
- 顔の片側がゆがむ
脳卒中は治療までの時間がとても大切です。「少し様子を見よう」とせず、迅速に救急車を呼んでください。
受診の目安【緊急度3段階】
迷ったら何科?症状別の目安
どこに行くか迷う場合は、まずかかりつけ医や内科で相談を。「脳の病気を除外したい」場合は脳神経外科・脳神経内科も選択肢です。
主な原因の病気
良性発作性頭位めまい症(BPPV)―最も多い
頭を動かしたときに数秒〜数分の回転性めまいが起きます。難聴・耳鳴りは伴わず、「良性」と呼ばれるように命の危険は低いとされます。ただし繰り返しや不安が強ければ受診を。
メニエール病
難聴・耳鳴りを伴う回転性めまいを「繰り返す」のが特徴で、一回の発作は10分〜数時間程度のことが多いとされます。疲れ・ストレス・睡眠不足が誘因になるとされ、耳鼻咽喉科での診断・管理が中心になります。
前庭神経炎
突然の激しい回転性めまいが数日続くことがあります。難聴は伴わないのが特徴で、風邪などの感染が先行することも。めまいが落ち着いた後も、しばらくふらつきが残ることがあります。
めまいを伴う突発性難聴―早期受診が大切
突然の難聴・耳鳴りとともに、初期にめまいを伴うことがあります。治療は早いほど良いとされ、遅れると聴力が戻りにくくなることがあるため、「耳が聞こえにくい+めまい」は早めに耳鼻咽喉科へ。
立ちくらみ系(起立性低血圧・貯血・不整脈など)
立ち上がったときのクラッとした感覚は、血圧や血液、心臓のリズムなどが関係することがあります。失神(意識を失う)を伴う場合や、動悟・胸の症状がある場合は、内科・循環器内科での確認を。
発作が起きたときの応急・セルフケア
- まず安全な場所で安静にし、転倒・軽冸に注意する
- 楽な姿勢で横になり、頭を急に動かさない
- 明るさや音を控え、静かに過ごす
- 吵き気に備え、ゆっくり呼吸する
- サイン(しびれ・ろれつ・激しい頭痛など)があればすぐ119
よくある質問
まとめ
めまいで最も大切なのは、脳の危険サイン(ろれつ・しびれ・激しい頭痛・複視・歩けないなど)を見逃さないことです。あれば轷わず119番。難聴・耳鳴りを伴うめまいや、強い・繰り返す・長引くめまいは早めに受診を。何科か迷ったら、耳症状は耳鼻咽喉科、神経症状は脳神経、立ちくらみは内科が目安。迷うときはかかりつけ医や内科に相談してください。
